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私たちは、主に溶液を用いない低温合成法により新しい無機化合物を創出します。環境に優しく安全であるだけでなく、(有機化学のように)合理的に構造を設計できる特長があるため、通常は得られない局所構造や電子状態を創りだすことが可能です。この手法を駆使し新物質を開拓し、高温超伝導発見を大きな目標にしながら磁性体、誘電体、顔料、触媒なども視野に入れた革新的機能を目指しています。

新しい固体化学の構築 —低温法による新物質開発と革新的機能—

陰山研究室

陰山教授を代表とする新学術領域研究「複合アニオン化合物の創製と新機能」 (平成28−32年度)が始まりました。40研究室を超えるオールジャパン体制で、「複合アニオンの科学」を新しい学術分野として切り拓き、学理を創り出すことを目指しています。

陰山研究室
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陰山研究室
陰山研究室
陰山研究室

世の中を一変させる新物質を創りましょう

基本的に誰でも歓迎します。なぜなら皆さんそれぞれ他の人にない何かを(本人が気づいてなくても)“必ず”持っていて、化学はそれを発揮できる良い舞台ですから。あるきっかけでグンと伸びるその瞬間をみるのが、指導教員として最も楽しい瞬間です。研究者を目指す人はもちろんですが、目指さない人でも研究/化学はおもしろかったとのちに誰かに語れるような経験をして欲しいと願っています。もちろん、固体化学、合成化学、機能化学に興味のある人はフィットしやすいはずです。研究室に閉じこもるだけでなく、国内外の施設での出張実験の他、民間企業との共同研究も推進しています。研究室には、欧米からの留学生がおり、また、海外から絶え間なく訪問者がいますので、異文化を楽しめます。やる気のある皆さん、新しい学問を創り上げていきましょう。

研究室に興味がある方は、遠慮なく、陰山洋、小林洋治、または、山本隆文までご連絡ください。工業化学科の1、2、3回生はいつでも遊びに来て下さい。他大学より修士課程、博士課程(資格試験は8月と2月)に進学を考えている学生さんも歓迎します。過去に6名が博士課程から当研究室に所属し、短期間で目覚ましい成果を挙げています。

研究コンセプト

低温合成による酸化物の設計

これまで酸化物は設計が困難であると考えられてきました。私たちは、低温合成法によって構造を自在にデザインすることを目指しています。

右のムービーに示すように、ありきたりの鉄の酸化物SrFeO3から酸素(赤丸)を大量に取除くことによりSrFeO2を得ることに私たちは2007年に成功しました。この発見は、鉄(青丸)は平らな構造をとらないという化学の常識を覆しました。このような単純な構造、組成の新物質が21世紀になって発見されたこと自体が驚きともいえますが、逆にこの手法の大いなる可能性を示すものであるといえます。

BTOH

2012年には、積層コンデンサーとして電子機器に広く使われているチタン酸バリウムBaTiO3が、大量に水素を取り込むことを発見しました。この水素は負の電荷をもつヒドリド(H)として存在します。上図に示すように、水素(白丸)は格子内を動き回ることができるため、新しいイオン伝導体としての可能性に注目しています。

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https://www.mixed-anion.jp

2019/6
新学術のレクチャーツアーが以下の日程で開催されます。 The lecture tour will be hold in July: July 10th 13:00-14:00 A2-303 「Orbital molecules in vanadium oxide spinels」 Alexander J. Browne (The University of Edinburgh) July 11th 13:00-14:00 A2-303 「Flux Crystal Growth of Uranium Framework Materials」 Christian A. Juillerat (The University of South Carolina)
2019/4
山本助教が東工大准教授、村上君(D3)が東工大助教に
2019/1/21, 24
新学術のレクチャーツアーにてArtem Abakumov教授(Skolkovo Institute of Science and Technology)による講義「Electron diffraction tomography for solving complex structure」が開催されます(A2-302, 14:00~(1/21), A2-302, 14:00~(1/24))
2018/2
「ペロブスカイト物質の科学」が化学同人から出版(陰山訳)
index.php?plugin=ref&page=MenuBar&src=perovskite.jpg
2018/2
複合アニオン化合物に関するレビュー論文がネイチャーコミュケーションズに掲載 (オープンアクセス)
2018/12
日本結晶学会誌に特集「複合アニオン化合物の魅力」が掲載
プログラム
2018/7, 9
現代化学の7月号に陰山教授のインタビュー記事が、化学と工業の9月号の「私の自慢」が掲載
2017/12
光触媒のバンド設計に関する論文がJACSに掲載、Spotlightに選出
2017/11
ヒドリドの新しい性質に関する論文がネイチャーコミュニケーションズに掲載
2016/12
選択的に重金属を吸収する材料の発見に関する論文がネイチャーコミュニケーションズに掲載
2016/8/29
新学術領域研究「複合アニオン化合物の創製と新機能」の第一回公開シンポジウム(キックオフミーティング)を京大桂キャンパスローム記念館で開催します。13:00~17:50 fileプログラム
2015/10
新しい酸窒化物の合成法に関する論文がネイチャーケミストリーに掲載
2014/12
チタン超伝導体のネマティック秩序に関する論文がネイチャーコミュニケーションズに掲載
2013/1
「機能材料」1月号は陰山教授企画の低温合成特集
nolink
2012/10
新超電導体BaTi2Sb2Oの論文がJ. Phys. Soc. Jpn.に掲載。注目論文賞。News and Commentsにハイライト。
2012/4
チタン酸バリウムの水素化に成功に関する論文がネイチャーマテリアルズに掲載
nolink
2012/2
平らな鉄酸化物のレビュー論文がChem. Soc. Rev.に掲載
nolink
2009/7
四配位の金属で初のスピン転移に関する論文がネイチャーケミストリーに掲載
nolink
2009/4
「わくわく理学」に研究が紹介
Wakuwaku.gif
2007/12
平面四配位の鉄酸化物SrFeO2の合成に関する論文がネイチャーに掲載


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